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劇団は劇場あっての劇団なのです

劇場の契約をキャンセルして何日かが経過しました。
ちょっとした虚脱感を覚える今日この頃ですが、正直ほっとしているところでもあります。もう少し話が進んでからこの事態に陥らなくて良かった、と。
そして、劇団は、劇場あってこそのものだとも痛切に感じるのです。
思った通りに芝居を作り上げようとするとき、どうしても理想の劇場が必要になります。しかし、そんな劇場はまず滅多にお会いする機会がありません。
だからこそ、ここは、という劇場に出会うと、そこを大切に使おうと思います。劇場さんとの信頼関係も、そういうところから生まれてくるのだと思うのです。
特に、江戸川即興職人劇団は、ここ数年銀座小劇場さんで公演を行っています。だからこそ、劇場さんには迷惑をかけたくない、と思っていました。
今回の件、最初私は「公演の延期」を強硬に主張しました。劇場さんに対しては「キャンセル」ではなく、「日程変更」を申し込みたい・・・そう主張をしていました。
しかし、結果はキャンセル。メンバーの大半・・・と言うより、私以外のメンバー・・・が性急な公演日程の変更を是としなかったことが理由です。
個人的な意見、感情はともかく、流れとしてキャンセルになりそうになった時、制作担当として私は劇場さんへの迷惑は最小限にすべきだと判断し、電話を入れました。
「ご相談したいことがあります」
まだ劇団としての結論が出ていなかったため、そう切り出したことを覚えています。
事の経緯を説明したところで、劇場さんは
「日程が決まらないのであれば、一旦キャンセルした方がいいのではありませんか?」
そう言ってくれました。
もちろん、この劇場さんの話はすぐ他のメンバーにも連絡し、早急に結論・・・キャンセルの申し入れ・・・をしたのです。

劇団の決定前に担当者の個人的判断で劇場さんに事前連絡をしていることが是か非かは意見があるところだと思います。しかし、私は思うのです。時間は待ってくれるわけではないから、と。
結論を先延ばしにして方々に迷惑をかけた過去があるからこそ、先手を打つことは非常に重要だというのが私の信念です。そしてそれは間違っていないと思っています。
独断で決定することはいけないことではあります。しかし、その決定を待ち続けることで被害が拡大するぐらいなら、先に情報だけを入れてあげるのが大事なことだと思うのです。

次回公演延期のお知らせ

トップページでもお知らせのとおり、7月に予定しておりました第12回公演は、諸般の事情により延期させていただくことになりました。
楽しみにしていた皆様方の期待を裏切る形となったことには、本当に申し訳ございません、と申し上げる他ございません。
次回公演の日程をホームページに掲載してからわずか10日で前言を撤回しなければならない事態に陥り、何をしているんだというご批判はごもっともです。返す言葉もございません。
こうなった理由は、後発的事情が劇団を襲った、という他はなく、ただただ平謝りするしかありません。
残念ながら現段階では公演日程は白紙の状態です。現在、職人一同で次回公演をいつにするか検討中です。
情報は随時お知らせしていきますので、もうしばらく、気長にお待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。
本当に、申し訳ございません。

文責:逢川あおい

そういえば・・・

この制作日記について何も説明をしていませんでした。
「制作日記」は、制作を担当している私、逢川が、次の公演に向けて覚書をつけて行くことを目的としたものです。なので、「日誌」ではなく「日記」なのです。
さてさて、制作としては、日程が決まった以上渉外に当たる必要があるわけですが、いかんせん現状では方針が決まっていないという状況に陥っています。
キャスト、スタッフの確保が最優先になるのですが、登場人物が何人なのか、どんな舞台の形になるのかを決めないことには、どこにどれだけの人員が必要かもわからないわけです。
今回、時期は3連休。人員の確保が困難な日程になっているので、早めに動こうと思うのですが、なかなか動きが決まらないのが現状です。
こう言う時に使える手法として「困難の分割」という考え方です。
某推理マンガに出てきた単語ですが、なるほど、と思うわけです。
困難なことは分割していき、作業レベルを細分化していくことで何ができるのかをまず洗い出してしまうのです。
逆に、何が決まらないから先に進めないのか、ということも分析することができます。
明日からは分析三昧の日々です。

劇場と契約

次回公演に向けて、劇場と契約を結びました。
今回は、平日公演なし、というパターンで臨みます。
7月18日(土)、19日(日)、そして20日(月)は海の日で休み。
「海の日」と言えば、第4回公演「豆の木より愛をこめて」の公演の時に焚書坑儒の対象となったギルドにとっては曰くつきの祝日です。
劇場はおなじみの「銀座小劇場」さんです。
詳細は今後決定次第随時ホームページ等でお知らせしていきます。
次回公演もよろしくお願いいたします。

厚く御礼申し上げます!

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 小ネタ満載だった第11回公演も観劇にいらしたお客様、関係者各位の皆様のお力添えをもちまして、無事千秋楽を迎えることができました。本当に有難うございました。

 再び、劇場へ舞い戻ることをお約束しつつ、特別編として楽日マチネ・ソワレ間に行われた
  「主宰 on Stage」→http://jp.youtube.com/watch?v=DJjr9CKaKQ4
の模様をどうぞお楽しみ下さい。(牢人)

熱闘・プラクティスアクター!

 昨日行われた稽古。演出の意向により平日で参加者が少ない中、強行された通し稽古。プラクティスアクターによるセリフフォローが熱っぽく行われました。
 負けるな、プラクティスアクター!
 ファイトだ、プラクティスアクター!!
 ありがとう、プラクティスアクター!!!(特撮ヒーローモノのエンディング風)

(牢人)

大幅短縮

全員が揃うのがが最後ということで、実質上今日が仕上げの日。
少しでも完成度をあげるべく炎天下の中、二度の通しを強行です。

昨日のスタッフミーティングを受けて演出が放った言葉は「6分短縮」
昨日までの101でも99分でもなく、95分でできると指摘された。要はテンポだよねということらしい。
ということで演出が最後のカケで「できる限り早く」作戦を打ち出した。セリフを早口でいうのではなく、次のセリフまでの時間を急がせて早回しを慣らす作戦。一歩間違えば舞台が崩壊する指示だ。
ところがどっこい
1本目が94分。さらにテンポがつかめたのか、2本目は「あわてずに」の指示にも関わらず93分。先週から10分以上の短縮だ。
稽古の成果か、それとも本番に合わせるギルドの伝統か?
ひとまず外に出せるモノにはなった。あとは本番のプレッシャーに負けないギルド魂を見せるだけだ。

スタッフ総見

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 いよいよ本番前1週間をきってまいりました。

 本日はスタッフ(音響・照明)さんの前での通しです。照明の方には先週披露したわけですが、今回は音響の方も交えての通し。

 こうした通しを重ねることにより、スタッフの方々に本番の音響・照明プランを組み立ててもらえるのであります。

 キャストの前では多くを語らなかったスタッフの方々は、演出の主宰と共に、蒸し暑い空気がまとわりつく夜の巷へと消えていってしまいました…。どんな印象を持って観てもらえたか心配。(牢人)

ギルド流感嘆詞

感嘆詞(感動詞)
『感動や応答・呼び掛けを表す語
 主語、修飾語がなく単独の文となりえる語』
(広辞苑より)

けっこうアバウトじゃないかと思っている方も
いるかもしれませんがギルドの台本には、
声にならならない言葉もきちんと文字化しております。

たとえば笑う場面で、台本に
「ははははは」とあれば
役者は「は」を5回言いながら笑います。
「うんうん」の場合には
ちゃんと2回うなずきます。
とても台本に忠実に演技しております。

また、表題にもある感嘆詞も
ちゃんと、文字化されているのですが、
普段使わないであろう感嘆詞が記載されています。

ギルドで最も特徴的な感嘆詞は
「なにお~!!」
これは第1回から使われており
おそらく全公演で登場している皆勤賞な代物です。
もちろん今回もどこかで登場します。

そして、同じくらい特徴的なものとすれば
か行感嘆詞でしょう。
「か~!!」
「き~!!」
「く~!!」
「け~!!」
「こ~!!」

か行だけで感情を表さないといけない
とても役者泣かせな感嘆詞です。
とは言いながら実は中には当然これまで
1回も出てきてない語もあります(笑)

さて今回の芝居でどのか行感嘆詞が出てくるのか
本番を観ながらお楽しみ下さい。

(昆)

稽古ではないが・・・

本日は作業日。舞台の大道具を作成することに。
過去2回使った木目のボードの上から新たな壁紙を貼ることに。
そして今回は扉が登場。扉も素敵なものが完成しそうです。
作業は予定よりも早めに終了。
皆できることをできる限り行ったために作業は非常にはかどった。
劇場で舞台を作ったとき、どのように完成するのか。今から楽しみである。

文責:加藤