一部「稽古場日記」でも私のフラストレーションを書き込んでいたので察しのついている方もいらっしゃると思います(現在は修正済み)。公演前のトラブル、それは「役者が一人足りない」ということでした。
事は公演11日前。キャストが1名欠けてしまった、という衝撃の通知があったことから始まりました。
元々「出演は難しいかも」という内容を聞いていたため、ある程度の対策は講じておく必要があるなぁ、と思い、私自身は布石は打ってありました。それは、前回「ZG」公演の時も同じだったからです。
「ZG」の時も内照役の加藤が公演2週間前にようやく決定。これは、加藤が仕事が忙しいだろうから、と(もっとも、「オレ、芝居しばらく出れないところに転勤になったから」という本人の発言があったわけですが・・・)本人に都合を聞くこともなく当初キャスト選から除外していたのです。それを「合宿に行かない?」というお誘いからスタートし、なし崩し的に出演させる、という強硬手段に出てようやく決定しました。加藤は、本番当日の日曜日に他用があり、開演5分前に小屋入りをした、というのは以前のギルドニュースでも書いたとおりです。本人曰く「最初から言ってくれれば日曜日の予定なんか端から外しておくさ」と。
結果的に今回は知り合いの劇団に多大なる心配と苦労をかけ、本当に申し訳ありませんでした。もっともそのおかげで「梶田」という類まれなる人材を確保できたわけで、その辺は良かったのかもしれません。ちなみにゲージ役の梶田はあれが「初舞台」です。